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Makeの使い方入門|料金と最初の自動化シナリオの作り方【2026年】

ノーコード自動化ツールMakeの使い方を、公式ヘルプの手順に沿って解説します。Googleスプレッドシートに行が増えたらSlackに通知する最初のシナリオの作り方、クレジットの数え方と料金プランの選び方、日本語で使うときの注意点、解約と一時停止の方法をまとめました。

Make(メイク、旧Integromat)は、Webサービス同士をつないで作業を自動化するノーコードツールです。画面上でアプリの部品(モジュール)を並べてつなぐだけで、「スプレッドシートに行が増えたらチャットに通知する」といった流れを作れます。この記事では、公式ヘルプの手順に沿って最初の自動化を作る方法と、料金プランの選び方を解説します。コードを書かずに自動化を始めたい人向けです。

結論:Makeはこんな人におすすめ

Makeは、無料で自動化を試したい人や、コードを書かずにアプリ連携を作りたい人に向いています。一方、画面と公式情報は英語です。

向いている人

  • 無料プランで、期間を気にせず自動化を試したい人
  • GoogleスプレッドシートやSlackなど、よく使うWebサービスをつなぎたい人
  • 画面上で流れを見ながら組み立てたい人
  • 使う量に合わせて、少しずつプランを上げたい人

向いていない人

  • 日本語の画面やサポートが必要な人
  • 自分のサーバーで動かしたい人(Makeはクラウドサービスとして使う)
  • ステップの多い処理を高い頻度で動かす人(クレジットの消費が早くなる)

Makeとは

Makeは、アプリ同士をつないで処理を自動で動かすツールです。公式ヘルプでは、自動化の流れを「シナリオ」と呼び、「アプリ間でデータをどう受け渡し、変換するかを示すモジュールの並び」と説明しています。

シナリオは、きっかけとなる「トリガー」と、その後の「アクション」で組み立てます。トリガーには、イベントが起きるとすぐ動く「インスタントトリガー」と、決まった間隔で新しいデータを確認する「ポーリングトリガー」があります。

ほかにも、処理を分岐させる「ルーター」や、条件で絞り込む「フィルター」などの機能があります。

料金プランと選び方

Makeの料金は「クレジット」で決まります。料金ページによると、多くの操作は1回で1クレジットを消費します。一部の高度なAI機能は、それより多く消費する場合があります。有料プランの最安は月額 $9〜(Core・年払い)です。

プラン

料金

主な内容

向いている人

Free

無料

月1,000クレジット、データストア1つ(1MB)

まず試したい人

Core

月額 $9(年払い・初回 $108)

月10,000クレジット〜、アクティブなシナリオ数が無制限

個人で日常的に自動化を動かす人

Pro

月額 $16(年払い・初回 $192)

Coreの内容に加え、シナリオの優先実行など

実行量が多い人

Teams

月額 $29(年払い・初回 $348)

Proの内容に加え、チームとロール管理、テンプレート共有

チームで使う人

料金は米ドル建てで、年払いのほうが月払いより安く設定されています。クレジット数を増やすと料金も上がり、足りない分は追加購入もできます。

選ぶときは、月にどのくらいクレジットを使うかを先に見積もります。公式ヘルプの例では、1時間おきに動くシナリオのトリガーは月720クレジットを消費します。これはトリガーだけの消費で、処理するデータが増えると、後ろのモジュールの分も加わります。

動かす回数が少なければFree、毎日いくつかのシナリオを動かすならCore、実行量が多く優先実行も使いたいならProが目安です。

始め方(登録から最初のシナリオまで)

公式ヘルプの「Create your first scenario」では、Googleスプレッドシートに新しい行が追加されたらSlackに通知するシナリオを作ります。必要なのは、Make、Slack、Googleの各アカウントです。公式ヘルプによると、いずれも無料で作成できます。画面の文言は英語のまま示します。

準備:SlackとGoogleスプレッドシートを用意する

  1. Makeの公式サイトでアカウントを作成します。
  2. Slackで通知用のチャンネル(例:「sales-team」)を作ります。
  3. Googleスプレッドシートで新しいシートを作り、名前を「Prospects」にします。1行目に「First Name」「Email」などの列名を入れ、サンプルを1行入力します。

シナリオを作ってトリガーを設定する

  1. Makeにサインインし、右上の「+ Create a new scenario」を押します。シナリオを作る画面(Scenario Builder)が開きます。
  2. 左上の「New scenario」を押して名前を変え、ツールバーの保存アイコンで保存します。
  3. 画面中央の大きな「+」を押し、「Google Sheets」を検索して「Watch New Rows」を選びます。
  4. 「Create a connection」を押し、「Sign in with Google」からGoogleアカウントで認証します。Makeがアクセスできる範囲を選んで「Continue」を押します。
  5. 「Spreadsheet ID」で作ったシートを選び、「Sheet Name」に「Sheet1」を選びます。「Table contains headers」は「Yes」、「Limit」は20にして「Save」を押します。
  6. 「Choose where to start」の画面で「All」を選びます。既存の行を処理したあと、新しく追加された行を処理する設定です。
  7. モジュールを右クリックして「Run this module」を選び、シートのデータが読み込めるか確認します。

Slackへの通知を追加する

  1. Google Sheetsモジュールの右側の「+」を押し、「Slack」の「Send a Message」を選びます。
  2. 「Create a connection」を押し、「Connection type」で「Slack (user)」を選んで「Save」を押します。Slackの画面で「Allow」を押して認証します。
  3. 「Channel type」で「Public channel」、「Public channel」で通知先のチャンネルを選びます。
  4. 「Text」欄をクリックすると、Google Sheetsのデータ一覧が出ます。通知文を書き、名前やメールアドレスなどの値をクリックかドラッグで入れます。この作業を「マッピング」と呼びます。
  5. 「Save」を押し、ツールバーの保存アイコンでシナリオ全体も保存します。

テストして有効にする

  1. ツールバーの「Run once」を押して全体を試します。各モジュールの上に出る数字(出力バブル)で、処理した件数を確認できます。
  2. Slackに通知が届いたか確認します。
  3. ツールバーの「Every 15 minutes」を押し、実行間隔を設定して「Save」を押します。
  4. 「Activate scenario」を押すと、シナリオが設定した間隔で動き始めます。

公式ヘルプでは、テスト目的で有効にしたシナリオは、クレジットを無駄にしないよう終わったら無効にするか間隔を調整するよう案内されています。

クレジットの数え方の例

公式ヘルプによると、トリガーモジュールは、複数のデータを出力しても1回の実行で1クレジットです。アクションモジュールは、処理したデータの件数分を消費します。シートに3行あれば、Google Sheetsは1クレジット、Slackは3件送るので3クレジットです。

日本語で使うときのポイント

Makeの公式サイト、料金ページ、ヘルプは英語です。日本語のページは確認できませんでした。管理画面を日本語表示に切り替える方法も、公式ヘルプでは確認できませんでした。

モジュールは「Watch New Rows」のように英語の名前で検索すると見つけやすくなります。タイムゾーンはプロフィール設定で管理でき、スケジュール実行の時刻に関わるため、日本時間になっているか確認しておくと安心です。

支払いは米ドル建てです。料金ページによると、有料プランではクレジットカード、ACH(米国の口座引き落とし)、Google Payに対応しています。日本のカードで払う場合、カード会社の海外事務手数料がかかることがあります。詳しくは海外サブスクの支払い・解約ガイドをご覧ください。

解約・返金の方法

公式ヘルプによると、解約はOwnerかAdminの権限を持つユーザーが行えます。手順は次のとおりです。

  1. 左のサイドバーの「Org」を開き、「My Plan」の「Subscription」タブを開きます。
  2. 「Manage」の欄で「Cancel subscription」を押します。
  3. 解約理由を入力し、「Continue」を押します。無料プランで残すチームを1つ選びます。
  4. 内容を確認し、もう一度「Cancel subscription」を押すと、確認メールが届きます。

解約後も、請求期間の終わりまでは今のプランを使えます。その後は無料プランに移り、未使用のクレジットは引き継がれません。これは月払い・年払いのどちらでも同じです。

しばらく使わないだけなら、同じ「Manage」の欄にある「Pause subscription」で一時停止もできます。返金の条件は、料金ページと今回確認したヘルプでは見つかりませんでした。公式ヘルプで確認してください。

Makeと似たツール

同じ自動化ツールでは、n8nがあります。n8nはワークフローの実行回数で料金が決まり、自分のサーバーで動かすこともできます。

クレジットと実行回数の違いや、セルフホストの可否はn8nとMakeの違いを比較で詳しく比べています。

よくある質問

テスト実行でもクレジットは減る?

減ります。公式ヘルプでは、モジュールのテスト実行ごとにクレジットを消費すると説明されています。テストは必要な回数にとどめるのがおすすめです。

実行間隔を短くするとクレジットはどれくらい増える?

公式ヘルプの例では、5分おきならトリガーだけで1日288クレジット、1時間おきなら1日24クレジット、1日1回なら月30クレジットです。後ろのモジュールが処理する件数の分は、これに加わります。

1つのアカウントで無料の組織を複数作れる?

公式ヘルプによると、1つのアカウントで持てる無料の組織は1つです。複数の組織を持っていて、すでに1つを解約している場合、その後に解約した組織はライセンスのない状態になり、新しいプランを契約するまでシナリオを動かせません。

まとめ

Makeは、画面上でモジュールをつなぐだけで自動化を作れるノーコードツールです。無料プランで月1,000クレジットを使えるので、まずは公式ヘルプの例でシナリオを1つ作ってみると、クレジットの減り方もつかめます。

本格的に使うなら、月に使うクレジット数を見積もってCoreかProを選びます。画面は英語ですが、モジュール名を英語で検索すれば手順は追いやすくなっています。

この記事で紹介したツール

Make

画面上でつなげて作るノーコード自動化ツール

評価
3.3
料金
月額 $9〜無料プランあり
日本語
英語のみ