EaseUS Todo Backupは、Windowsのシステムやディスク、ファイルをまとめてバックアップできるソフトです。ディスクのクローン(中身を丸ごと別のディスクに複製する機能)にも対応し、HDDからSSDへの換装にも使えます。この記事は、PCの故障や買い替えに備えてバックアップを始めたいWindowsユーザー向けです。無料版(Free版)と有料のHome版の違い、最初のバックアップまでの手順を、公式サイトの情報をもとに解説します。
結論:EaseUS Todo Backupはこんな人におすすめ
EaseUS Todo Backupは、WindowsのPCをシステムごとバックアップしたい個人に向いています。日本語の公式サイトで円建てで購入でき、日本語のメールサポートもあります。
向いている人
- Windowsが起動しなくなったときに備えて、システムごと保存しておきたい人
- HDDからSSDへの換装や、ディスクの交換を予定している人
- ファイルのバックアップをスケジュールで自動化したい人
- 日本語のサポートがあるソフトを選びたい人
向いていない人
- Macを使っている人(Windows専用で、Mac版はありません)
- 自作PCを使っている人(公式サイトでサポート対象外と明記されています)
- 仕事でPCを使う会社や事業者(業務での利用は別のWorkstation版などの案内になっています)
EaseUS Todo Backupとは
EaseUS Todo Backupは、バックアップと復元、ディスクのクローンを行うWindows向けソフトです。公式サイトでは、Home版で次のことができると説明されています。
- バックアップの種類:ファイル、ディスク、パーティション(ディスクの区画)、システムのバックアップ
- バックアップの方式:フル・増分・差分バックアップ(増分と差分は、前回から変わった部分だけを保存する方式)
- クローン:ディスクのクローンとシステムのクローン
- 自動化:日時を指定したスケジュールバックアップ
- 緊急時の備え:起動用のUSBやCDの作成、Windows起動前の復元環境(Pre-OS)
- 保存先:OneDrive・Dropbox・Googleドライブへのバックアップ
動作環境は、日本語版のWindows 11・10・8.1・8・7・Vistaです。使用には管理者権限が必要で、メモリは1GB以上、ディスクの空き容量は500MB以上とされています。
料金プランと選び方
EaseUS Todo Backupには、無料のFree版と有料のHome版があります。まずは両者の違いを確認し、そのうえでHome版のライセンスを選びます。
Free版とHome版の違い
公式サイトの比較表によると、基本的なバックアップ機能はFree版でも使えます。
機能 | Free版 | Home版 |
|---|---|---|
ファイル・ディスク・システムのバックアップと復元 | 対応 | 対応 |
ディスク・パーティションのクローン | 対応 | 対応 |
フル・増分・差分バックアップ | 対応 | 対応 |
日時指定のスケジュールバックアップ | 対応 | 対応 |
クラウドへのバックアップ | 試用 | 対応 |
システムのクローン・別のPCへのシステム移行 | 非対応 | 対応 |
ログインやシャットダウン時の自動バックアップ | 非対応 | 対応 |
特定ファイルの除外 | 非対応 | 対応 |
WinPE・Linuxの起動ディスク作成 | 非対応 | 対応 |
Outlookメールのバックアップ | 非対応 | 対応 |
24時間の日本語メールサポート | 非対応 | 対応 |
ファイルやディスクを定期的に保存するだけなら、Free版から始められます。システムをそのまま新しいSSDやPCに移したい場合や、起動ディスクを作りたい場合はHome版が必要です。
Home版のライセンスの選び方
Home版は、いずれも1ライセンスでPC 1台に使えます。
プラン | 料金 | 内容 |
|---|---|---|
Home 2026 | ¥4,378(1回払い) | 2026年中のバージョン(18.0〜18.x)の範囲でアップデートできる |
Home 最新版(永久) | ¥10,549(1回払い) | 期限なしで最新バージョンにアップデートできる |
Home & Cloud 1TB 1年 | 月額 ¥989(年払い・初回 ¥11,869) | 1TBのクラウドストレージと1年間の無料アップデート付き |
- SSD換装など、今すぐの作業に使う:Home 2026が候補です。
- 長く使い続け、新しいバージョンにも更新したい:Home 最新版(永久)を選びます。
- PCの外にもバックアップを置きたい:Home & Cloudが候補です。2年版もストアに用意されています。
ストアページによると、マイナーバージョンのアップデートは無料、メジャーバージョンのアップデートは有料です。また、バージョン限定版と永久版のサポートは購入日から1年間とされています。
始め方(ダウンロードから最初のバックアップまで)
手順は、公式サイトの製品ページで確認できた範囲で紹介します。
1. ソフトを入手する
- 公式サイトの製品ページで「無料体験版をダウンロード」を選び、インストーラーを入手します。公式サイトでは、Free版のダウンロード先としてVector(日本のソフト配布サイト)へのリンクも案内されています。
- インストーラーを実行してインストールします。公式サイトによると、製品の使用には使用許諾契約への同意が必要です。
- Home版を使う場合は、公式ストアでライセンスを購入します。ライセンスの有効化の手順は、公式のPDFマニュアルで確認してください。
2. 最初のバックアップを作る
- 「バックアップの追加」をクリックします。
- 「バックアップ内容の選択」で、ファイル、ディスク、OS、メールのいずれかを選びます。
- 「今すぐバックアップ」をクリックします。
公式サイトによると、「オプション」からスケジュールやバックアップ方式などの詳細を設定できます。定期的に自動でバックアップしたい場合は、ここでスケジュールを設定します。
3. SSDへクローンする(換装する場合)
- ツールから「クローン」を選びます。
- クローン元のディスクとクローン先のディスクを指定します。
- 必要に応じて「オプション」で「SSDに最適化」やセクタバイセクタクローン(ディスクの全領域を1区画ずつ複製する方式)を設定します。
- 内容を確認して、クローンを開始します。
なお、システムを丸ごと移す「システムクローン」はHome版のみの機能です。Free版で使えるのは、ディスクとパーティションのクローンです。
復元の手順について
バックアップからの復元手順は、製品ページには載っていませんでした。公式サイトのサポートページに「オンラインヘルプ」としてPDFのマニュアル(Todo Backup Free/Home 最新版)が用意されているので、復元が必要になったときはそちらを確認してください。
日本語で使うときのポイント
EaseUS Todo Backupは、日本語の公式サイトで円建てで販売されています。動作環境も「日本語版」のWindowsとされており、日本語環境で使うことを前提にした製品です。
サポートは、Home版に24時間の日本語メールサポートが付きます。電話やチャットでのサポートは今回確認できませんでした。技術的な質問は、公式サイトの「技術的なお問い合わせ」から送れます。
支払い方法は、ストアページに一覧がありませんでした。購入ボタンは外部の決済ページにつながるため、使えるカードや決済手段は購入画面で確認してください。また、海外のEaseUSサイトで購入した製品は、日本のサイトではサポートできないと案内されています。日本語のサポートを受けたい場合は、日本の公式サイトから購入するのが確実です。
解約・返金の方法
返金の条件は、今回確認したストアページと問い合わせページには記載がありませんでした。購入前に、公式サイトの利用規約や購入画面で確認してください。
注文に関する問い合わせは、購入したサイトごとに窓口が異なると案内されています。問い合わせの際は、次の情報を用意するよう求められています。
- 注文番号(分かる場合)
- 氏名、購入時のメールアドレスと電話番号
- 製品名とバージョン
- 購入日とライセンスコード
Home & Cloudプランの自動更新の有無と、その解約方法も今回は確認できませんでした。クラウド付きのプランを選ぶ場合は、購入画面で更新条件を確認しておきましょう。海外サービスの更新や解約の一般的な注意点は、海外サブスクの支払い・解約ガイドにまとめています。
EaseUS Todo Backupと似たツール
同じPC・Mac向けユーティリティのカテゴリには、次のツールがあります。どちらもMac向けなので、WindowsとMacを併用している人の参考にしてください。
- CleanMyMac:Macの不要ファイル削除やマルウェアスキャンをまとめて行うアプリ
- PDF Expert:MacとiPhone・iPadでPDFを編集・署名できるアプリ
EaseUS Todo Backupの料金・良い点・注意点の一覧は、EaseUS Todo Backupのツールページにまとめています。
よくある質問
Free版だけでSSDに換装できますか?
公式サイトの比較表では、ディスク・パーティションのクローンはFree版でも使えます。一方、システムクローンはHome版のみの機能です。どちらで足りるかは移行の内容によって変わるため、まずFree版の画面で目的のクローン方法を選べるか確認してから、必要ならHome版を購入するとよいでしょう。
仕事用のPCにHome版を使えますか?
公式サイトでは、Home版は個人向けの製品として案内されており、業務での利用はWorkstation版などのライセンスが案内されています。会社や事業で使う場合は、購入前に公式サイトの比較ページで用途を確認してください。
NASや外付けHDDに保存できますか?
外付けHDDについては、対応するストレージにUSB接続のHDDが含まれています。NASへの保存は、今回確認した公式ページには記載がありませんでした。NASを使いたい場合は、購入前に公式サポートに問い合わせると確実です。
まとめ
EaseUS Todo Backupは、WindowsのPCをシステムごとバックアップしたい人に向くソフトです。ファイルやディスクの定期バックアップならFree版から始められ、システムの移行や起動ディスクの作成が必要ならHome版を選びます。ライセンスは再発行できないため、購入記録を保存したうえで、まずは最初のバックアップを1つ作っておきましょう。
この記事で紹介したツール
EaseUS Todo Backup
Windowsをシステムごと保存できるバックアップソフト
- 評価
- 料金
- 月額 ¥989〜無料プランあり
- 日本語
- 対応