CleanMyMacは、MacPawが提供するMac向けのメンテナンスアプリです。不要なシステムファイルの削除、マルウェアのスキャン、アプリのアンインストール、大きなファイルの整理などを1つのアプリで行えます。この記事は、Macの容量不足が気になり、CleanMyMacが安全に使えるかを知りたい人向けです。公式サイトとヘルプで確認できた情報をもとに、判断材料をまとめます。
結論:CleanMyMacはこんな人におすすめ
CleanMyMacは、Macのストレージ整理やメンテナンスをまとめて行いたい人に向いています。削除対象を確認せずに一括で消す使い方には向きません。
向いている人
- Macのストレージ不足を、どこに何があるか見ながら解消したい人
- キャッシュやログなどの不要ファイルを手作業で探すのが面倒な人
- アプリを削除するとき、関連ファイルもまとめて消したい人
向いていない人
- Windowsを使っている人(Mac専用です)
- 削除前の一覧を確認する手間をかけたくない人
- ドル建ての支払いを避けたい人(MacPawストアの料金はドル表示です)
CleanMyMacとは
公式サイトでは、主に次の機能が紹介されています。
- スマートケア:不要ファイルの削除、脅威のスキャン、パフォーマンス改善などを1回のスキャンでまとめて行う
- クリーンアップ:自動で作られて不要になったキャッシュやログなどの「システムジャンク」を削除する
- 保護:マルウェアを検出して削除する
- アプリケーション:アプリを関連データごとアンインストールし、アップデートを管理する
- マイクラッター:重複ファイル、似た画像、大きくて古いファイルを見つける
- スペースレンズ(Space Lens):フォルダやファイルの大きさを泡の図で表示し、容量を使っている場所を見つける
CleanMyMacは安全か(公式の説明と注意点)
安全性は、開発元の説明と、使う側が気をつける点に分けて考えます。以下は公式ヘルプ「Safety considerations」などで確認できた内容です。
開発元が説明していること
- Appleの公証:CleanMyMacはAppleの公証(notarization)を受けていると説明されています。公証は、Appleが配布前のアプリに悪意のある部品が含まれていないかを確認する仕組みです。App Storeでも配布されています。
- 安全のためのデータベース:macOSのバージョンやアプリごとの規則と例外をまとめたデータベースを持ち、誤って必要なデータを消さないよう更新し続けていると説明されています。
- 個人ファイルの扱い:初期設定では、自動で作られたシステムやアプリのデータだけを削除の候補にし、個人のファイルは自分で選ばない限り削除しないとしています。
- プライバシー:MacPawは個人データをEUの一般データ保護規則(GDPR)に沿って扱い、広告目的で第三者に共有しないと説明しています。
削除前に確認すべき注意点
削除するかどうかを最終的に決めるのは利用者です。公式ヘルプから、特に注意したい点をまとめます。
- 「大きくて古いファイル」はゴミ箱を経由しない:公式ヘルプには、このカテゴリで削除したファイルはゴミ箱を経由せず完全に削除されると明記されています。削除前に必ずバックアップを取りましょう。
- タイルの「Clean」は確認なしで実行される:システムジャンクのタイルにある「Clean」は、見つかった項目を確認なしでまとめて削除します。中身を見たい場合は「Review」から開きます。
- 残したい項目は除外リストへ:スキャン結果の項目を右クリックし、「Add [項目名] to Ignore List」を選ぶと、次回から対象外にできます。
料金プランと選び方
CleanMyMacは、MacPawストアで年間プランと買い切りライセンスを選べます。料金は米ドルで表示されます。
プラン | 料金 | 内容 |
|---|---|---|
年間プラン(1台) | 月額 $3.33(年払い・初回 $39.95) | Mac 1台で使える年額サブスクリプション |
買い切り(1台) | $119.95(1回払い) | Mac 1台で使える一回払いのライセンス |
年間プランの割引は初年度のみ適用されます。2年目以降の更新料金は、購入前にストアページで確認してください。
目的別の選び方
- まず効果を確かめたい:無料トライアルで、スキャン結果を見てから決めます。
- 毎年の請求を避けたい:買い切りを選びます。ただし、無料のメジャーバージョンアップはサブスクリプション利用者のみが対象です。
- 複数のMacで使う:MacPawストアでは1台・2台・5台向けのプランがあると案内されています。
購入先による違い
CleanMyMacは、MacPawストア、App Store、Setapp(Macアプリの定額サービス)で入手できます。公式ヘルプによると、App Store版ではシステムキャッシュの削除やRAMの解放など、一部の機能が使えません。
始め方(インストールから最初のスキャンまで)
ここでは、MacPawストア版をインストールし、スマートケアを実行するまでの手順を紹介します。手順は公式ヘルプに基づいています。画面の文言は英語表示のものです。
- macpaw.comのCleanMyMacダウンロードページからインストーラーを入手します。
- ダウンロードしたDMGファイルを開き、CleanMyMacのアイコンを「アプリケーション」フォルダにドラッグします。
- CleanMyMacを起動し、ウィンドウ右上の「Unlock Full Version」をクリックします。メニューバーの「CleanMyMac」→「Activate」からも開けます。
- 表示された画面で、無料トライアルを始めるか、「Buy Now」で購入します。購入済みの人は「I already have a license」を選びます。
- MacPawアカウントのメールアドレスとパスワードでサインインすると、機能が使えるようになります。
- サイドバーの「Smart Care」を選び、「Scan」をクリックします。
- 結果のタイルで「Review」をクリックし、削除される項目を確認します。残したい項目はチェックを外します。
- 内容に問題がなければ「Run」をクリックします。
フルディスクアクセスを許可する
公式ヘルプによると、Mac全体をスキャンするにはmacOSの「フルディスクアクセス」の許可が必要です。macOS Ventura以降では、システム設定の「Privacy & Security」→「Full Disk Access」でCleanMyMacをオンにします(画面名は公式ヘルプの英語表記です)。
容量不足の原因を探すなら「Space Lens」
容量を使っている場所が分からない場合は、サイドバーの「Space Lens」で「Scan」をクリックします。消したい項目を選んで「Review and Remove」を押すと、削除前に一覧で確認できます。
日本語で使うときのポイント
公式ヘルプによると、CleanMyMacのアプリは日本語を含む12言語に対応しています。初期設定ではmacOSの言語に合わせて表示されるため、Macが日本語設定なら日本語で使えます。アプリだけ別の言語にしたい場合は、システム設定の「General」→「Language & Region」にある「Applications」の欄から設定します(macOS Catalina 10.15以降)。
日本語でのサポート対応は今回確認できませんでした。ヘルプ記事は英語で書かれています。
MacPawストアの料金は米ドル建てで、日本円での価格は確認できませんでした。日本のクレジットカードで払うと、カード会社の海外事務手数料がかかる場合があります。詳しくは海外サブスクの支払い・解約ガイドを参考にしてください。
解約・返金の方法
解約の手順は、購入した場所によって異なります。公式ヘルプでは、次の方法が案内されています。
MacPawストアで購入した場合
- MacPawアカウントにログインします。
- CleanMyMacを選びます。
- 「Cancel Subscription」をクリックし、確認画面に沿って進めます。
App Storeで購入した場合
- MacでApp Storeを開き、左下の自分の名前をクリックして「Account Settings」を開きます。
- 「Subscriptions」の横にある「Manage」をクリックします。
- CleanMyMacを選び、「Cancel Subscription」をクリックして確定します。
解約後も、支払い済みの期間が終わるまでは使えます。Setapp経由の場合は、Setappのヘルプで確認してください。
MacPawストアでの購入は返金保証の対象です。期間と対象外のケースは公式ヘルプの返金ページで確認し、サポートの問い合わせページで「Request a refund」を選んで申請します。App Store版はAppleに申請します。
CleanMyMacと似たツール
同じPC・Mac向けユーティリティのカテゴリには、次のツールがあります。
- PDF Expert:MacとiPhone・iPadでPDFを編集・署名できるアプリ
- EaseUS Todo Backup:Windows向けのバックアップソフト(Mac版はありません)
CleanMyMacの料金・良い点・注意点の一覧は、CleanMyMacのツールページにまとめています。
よくある質問
App Store版と公式ストア版はどちらを選べばよいですか?
機能をすべて使いたいなら、MacPawストア版かSetapp版です。App Store版は一部の機能が使えない一方、支払い情報を新たに登録せずに買える点が利点として挙げられています。
削除したファイルは元に戻せますか?
機能によります。「大きくて古いファイル」で削除したファイルはゴミ箱を経由せず完全に削除されます。他の機能での扱いは公式ヘルプに明記されていないため、事前のバックアップが確実です。
残しておきたいファイルが毎回候補に出ます。どうすればよいですか?
除外リスト(Ignore List)に追加します。スキャン結果で項目を右クリックして追加するか、CleanMyMacの設定の「Ignore List」タブから登録できます。登録した項目は、以後のスキャンで対象外になります。
まとめ
CleanMyMacは、Macの容量不足や定期メンテナンスをまとめて行いたい人に向くアプリです。開発元はAppleの公証や個人ファイルを自動で消さない設計を説明していますが、一部の機能はゴミ箱を経由せずに削除します。まずは無料トライアルでスキャン結果を確認し、「Review」で中身を見てから削除する使い方をおすすめします。
この記事で紹介したツール
CleanMyMac
Macの不要ファイル削除と最適化をまとめて行うアプリ
- 評価
- 料金
- 月額 $3.33〜
- 日本語
- 一部対応